過失の割合以外でも違いが?!交通事故の示談金で確認すべきこと
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示談金は過失の割合以外でも変化する
交通事故でトラブルになりやすいのが、示談金を含めた慰謝料の金額です。示談金は過失の割合で大きく変わると考える人は多く、実際に重要な要素になっています。
しかし、注意したいのは過失の内容です。慰謝料には事故の過失の割合だけでなく、精神的な苦痛なども含めた非常に広範囲のお詫びの気持ちがこめられているからです。お詫びを言葉や態度以外で伝えるためには金額を増やすしかなく、金額でしか気持ちを推し量れない場合もあります。
お互いの金銭感覚の違いから話がすれ違うことは珍しくなく、トラブルになりやすいのもポイントです。トラブル解決の目安になるのが、過去の交通事故の慰謝料相場です。どの程度の事故でどの程度の被害であればどれくらいと目安をつけやすくなります。
一方で、事例をどれだけ知っているか、どのような経過を辿ったかを把握しているかどうかで金額が大きく変わることがあります。特に保険会社の提示する金額と弁護士の求める金額は対立することが多く、裁判までもつれ込むこともあります。保険会社は営利企業のため、なるべくお金を出したくないのが本音です。
制限なしの保険であっても、湯水のように示談金を使っていては会社が破綻します。そのため過失割合をなるべく小さくするための工夫をするだけでなく、精神的な苦痛に対する慰謝料なども含めて節約する努力をしているのです。
気持ちに関する問題をお金で解決するのは一つの方法ですが、話し合いで解決すればそれだけ負担を抑えられます。丁寧な対応を行うことが多いのは示談金の負担を抑えるためでもあるのです。弁護士の場合は気持ちの問題だけでなく、被害者のその後の生活も含めて考えるのが基本になります。
その場で満足して示談にいたっても、将来的に不利益になってしまえば禍根が残るからです。被害者の利益のために全力を尽くすのが弁護士の基本になるのです。
示談は一度成立すると覆せない
示談金でトラブルになりやすいのは、一度成立すると条件を覆すことができない点です。示談成立後に障害が残ることがわかっても、示談金の積み増しを迫ることはできないのです。
他にも示談金の相場自体を知らずに足元を見られるケースや、保険会社の担当者の言うことを鵜呑みにし、全く条件交渉を行わずに示談が成立してしまうケースもあります。相場以下で示談が成立したとしても、それは納得して示談に応じたという解釈になります。
前提になる情報を知らずにトラブルになることが珍しくないからこそ、早めに弁護士に相談した方がよいのです。弁護士に相談すれば、示談金の相場がいくらになるのか、交渉をするのに押さえるべきポイントは何かを教えてくれます。条件交渉を任せることもできます。交通事故の後は怪我や入院などで生活の形が一変してしまうことがあります。
精神的な負担がかかるのに示談の交渉まで受け付けてしまうと、療養に専念できなくなる可能性も出てきます。早く治して日常を取り戻すためにも協力者の存在は不可欠です。弁護士を雇えば精神的な負担を減らすことができ、事務的な苦痛からも解放されるのです。
費用負担は示談金の一部という形になるのが大半で、前金ではなく後払いという事務所も増えています。弁護士を雇うことで示談金が倍以上に増えることがある点も覚えておきたいポイントです。
これは健康な状態で働くことができていれば、貯金や資産運用でお金を増やすことや、出世のための勉強や、趣味に時間を費やして人生を充実させることができたという失った利益の観点から請求額が加算されることがあるからです。
他にも示談金を増額するためのポイントや裁判で認められた前例を知っているため、弁護士を雇うことで何かと得をすることは多いのです。
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