MENU

CLOSE

交通事故の被害を補償するための示談金、金額はどう決まる?

交通事故の被害を補償するための示談金、金額はどう決まる?

98views

カテゴリ:未分類

交通事故被害と示談金

被害を補償するために支払われる示談金

交通事故の被害者となった場合、加害者側との交渉を通じて被害を補償するための金銭の支払を求めることができます。交通事故示談の結果として加害者から被害者に支払われる金銭のことが示談金です。

十分な額の示談金を受け取るのは交通事故被害者としての正当な権利ですが、実際に支払いを行う加害者が加入する保険会社としては示談金を下げて負担を減らそうと考えます。交通事故の示談交渉とは納得のいく額の示談金支払いを求める被害者側と負担を抑えたい加害者側との意見調整と合意形成が主たる目的となります。

示談金の内訳

被害補償のために支払われる示談金の内訳は、大きく分けると4つに分類されます。具体的には以下の様な内容で示談金が計算されます。

  • 肉体的、精神的苦痛に対して支払われる慰謝料
  • 事故によって発生した積極的損害
  • 事故によって得ることができなかった消極的損害
  • 物的損害

これら4つの合計で示談金が決まりますが、加害者の提示する金額と被害者の希望額には開きがあります。交渉を通じて納得のいく金額で合意に達すれば示談が成立します。

損害額は具体的な数字で計算可能

示談金のうち、損害に該当する部分ははっきりとした数字が出るため計算しやすい部分です。

積極的損害とは事故によって負担せざるを得なくなってしまった費用のことでケガの治療費や入院費、通院交通費などが該当します。事故により必要になった松葉杖や車いすなどの費用、学校に通えなくなってしまったときに追加で発生する浪人・留年の学費、示談交渉の依頼にかかった弁護士費用も事故がなければ必要なかった負担なので積極的損害に含まれます。

消極的損害とは事故によって得られなかった収入や利益を指します。仕事を休んだことで得られなかった給料に対する休業補償や、事故によって仕事ができなくなってしまったケースでは減収分が逸失利益として消極的損害に数えられます。被害者が亡くなった死亡事故では、生存していれば働いて得られたであろう生涯所得が逸失利益として計算されます。

物的損害は事故によって故障したり破損したりしたモノの被害です。自動車同士の事故なら衝突で壊れた自動車が物的損害に該当します。

主張がぶつかりあう慰謝料交渉

示談金のうち被害金額の算出が難しいのが慰謝料です。慰謝料は事故被害による肉体的苦痛や精神的苦痛に対して支払われる金銭で、苦痛の程度によって金額が変わります。しかし、苦痛の程度を金銭換算するのは難しく、示談交渉では最ももめやすいポイントです。

交通事故示談における慰謝料は

  • 入通院慰謝料
  • 後遺障害慰謝料

の2種類で構成されます。入院・通院期間に応じて慰謝料は増減し、症状が完治せず後遺障害が残る場合は障害の程度に応じて慰謝料が支払われます。

慰謝料の計算は専用の計算式に入通院日数や後遺障害の等級を当てはめて計算されますが、用いられる計算式はひとつではありません。計算式には「自賠責基準」「任意保険基準」「裁判基準」の3つがあり、同じ事故でも用いる計算式によって算出される慰謝料金額が大きく異なります。

加害者側は保険会社に有利な結果が出る任意保険基準を用いて計算した慰謝料を提示してきますが、その金額は被害補償に十分なものではありません。相場通りの正当な慰謝料を受け取るためには実勢相場に近い裁判基準を用いて計算した慰謝料を請求する必要があります。

示談交渉は弁護士をたてて話し合いに臨むこと

納得のいく示談金を受け取るためには弁護士の力が欠かせません。交渉に慣れた保険会社の担当者を相手に要求を飲ませるのは簡単ではなく、相手の主張に押し切られ低い示談金額で交渉をまとめられる恐れがあります。

弁護士を立てて交渉に臨めば相場より低い金額で押し切られることはなく、相場通りの示談金を力強く主張してくれます。かかった弁護士費用も請求に含められるので費用の心配はありません。弁護士に任せれば加害者側提示額から更に上積みを引き出せるでしょう。